6 分間 歩行 カット オフ 値。 歩行能力の評価—10メートル歩行テスト (作業療法 22巻5号)

日本運動器科学会

6 分間 歩行 カット オフ 値

スポンサーリンク 高齢者における6分間歩行テストの意義(目的) 6分間歩行テストは最大酸素摂取量との相関が高く、高齢者を対象とした測定において、その安全性や再現性が確認されており、高齢者の全身持久力を評価する実用性の高いテストである。 また、6分間歩行テストは『能力』や『』との関連性がみられるとされ、また加齢により減少することも多くの報告で示されている。 これらの点が、6分間歩行における意義(目的)となる。 6分間歩行テストの基準値(カットオフ値) 6分間歩行テストの基準値(カットオフ値)に関しては一定の見解が無いが、以下の様な報告もある。 高齢日本人の平均的歩行距離は500~550mである。 6分間歩行試験が400m以下になると外出に制限が生じ、200m以下では生活範囲は極めて身近に限られる。 年代(歳) 性別 平均値(m) 標準偏差 65~69 男性(n=885) 女性(n=852) 618. 75 575. 63 91. 19 78. 17 70~74 男性(n=584. 26) 女性(n=551. 38) 584. 26 551. 38 107. 52 82. 05 75~79 男性(n=) 女性(n=) 554. 74 515. 90 90. 70 83. 75 ~文部科学省:H20年度体力・運動能力調査結果より~ ただし、6分間歩行テストで最も重要なのは、リハビリ(理学療法)による効果判定(改善しているのか・変化がないのか・悪化しているのか)だと考える。 6分間歩行テストで準備するもの 最低片道30mある歩行路(通路)で直線歩行の往復、またはトラックで測定を行うため、測定するために必要なスペースを確保しておく必要がある。 歩行路には距離を示すマーキングを行い(通常3m)、方向転換地点には円錐状のコーンを置く。 歩行開始地点の床にテープを貼ってスタートラインとする。 ストップウォッチと修正Brgスケール(歩きながらでも見えるように、十分拡大したもの)を用意する。 スポンサーリンク 6分間歩行テストのガイドライン(やり方) ここからは、6分間歩行テストのガイドライン(やり方)を記載していく。 6分間歩行テストの前に、見やすい大きさに拡大した修正Borgスケールを対象者に見せ、息切れの強さと疲労感を示してもらう。 歩行中は以下の声掛けを行うよう定められている。 1分経過時点の声掛け 「うまく歩けています。 残りはあと5分です」• 2分経過時点の声掛け 「その調子を維持してください。 残りはあと4分です」• 3分経過時点の声掛け 「うまく歩けています。 半分が過ぎました」• 4分経過時点の声掛け 「その調子を維持してください。 残りはあと2分です」• 5分経過時点の声掛け 「うまく歩けています。 残りはあと1分です」 酸素飽和度を含めたバイタルチェックを行う。 修了時にも修正Brgスケールを用いて息切れの強さや疲労感を示してもらう。 6分間歩行テストのコツ 試験する時間帯は、食後2時間以上経過後が良い。 再現性を確認するため15分間以上の休憩をはさんで2回繰り返す。 試験前のウォーミングアップは不要だが、検査前には対象者は椅子に座り約10分間の安静を保つ。 ペースを乱す可能性があると判断した場合は、対象者の横に並んで歩いてはいけない(リスク管理上並んで歩く場合は、自身がペースを乱していないかにも配慮する) シャトルウォーキングテストとの違いを知りたい方は以下も参照 6分間歩行テストと類似した試験に『シャトルウォーキングテスト』がある。 『6分間歩行試験』が30mの直線を必要とするのに対して、『シャトルウォーキングテスト』は10mの直線しか必要ないという点はメリットとなるが、もちろんデメリットもある。 それらの違いも含めて興味がある方は参考にして頂きたい。 ちなみに、6分間歩行テスト・シャトルウォーキングテストなどの『運動負荷試験』は心疾患への運動処方時のリスク管理にも活用される。 そんなリハビリのリスク管理(安全管理・中止基準)に関しては以下の記事でまとめているので、合わせて観覧すると理解が深まるかもしれない。 また、リハビリ(理学療法・作業療法)として一番馴染みのある『10m歩行テスト』に関しては、以下の記事にまとめているので興味がある方はどうぞ。

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カットオフ値 cutoff value

6 分間 歩行 カット オフ 値

まずは歩行速度と歩行率について、ご説明しますね。 歩行速度とは 歩行速度は歩きの速さのことで、1秒間にどのくらい歩けるのか、1分間にどのくらい歩けるのかなどを表します。 歩行速度は10m歩行を使い、簡単に調べることができます。 歩行速度がわかれば年齢別や性別で比較することができる、自分の歩きの状態が同年代などを比べて落ちているのかなどもチェックすることができます。 カットオフや平均は後ほどご紹介しますね。 歩行率(ケイデンス)とは 歩行率とは、単位時間内の歩数のことです。 歩行率という言葉以外でケイデンスとよく聞くことがありますが、歩行率もケイデンスも同じ意味になります。 10mピッタリからスタートしてしまうと加速するまで時間がかかるため、本来の歩いているスピードを計測できません。 そのためスタート地点に助走距離として2〜3m設けます。 ゴール地点も同様に10mで終わりにしてしまうと減速してしまうため、ゴール地点を通過し2〜3m先まで歩いてもらいます。 10m歩行テストの計測方法 時間はストップウォッチを用いて計測し、10mのスタート地点の通過でスタートし、ゴール地点を通過したらストップしましょう。 時間に加え、何歩で10m歩けたか歩数もカウントしておきます。 10mのタイムと歩数を使って計算することで、歩行速度や歩行率を出すことができます。 歩行速度の計算の仕方とは 1分間で歩数が60歩の場合で計算してみましょう。 10m歩行テストで、タイムが10秒、歩数が15歩だったとします。 こんな感じで数字を入れ替えれば簡単に歩行率を計算することができます。 年齢別や性別の平均値やカットオフとは ヒトの歩くスピードは1秒あたり1mとされているため、 10歩行のカットオフ値はわかりやすく10秒です。 この10秒という数値がポイントで、一つの堺となっています。 10m歩行を10秒以内で行えれば、歩行を自立して行える一つの判断材料をして良いでしょう。 年齢別や性別の歩行速度や歩行率の平均 年齢別や性別と比べることで、自分の歩行状態がどうなのか簡単にチェックできます。 同年代より、歩行速度や歩行率などが悪い場合は、転倒リスクなどにつながるため気をつけてくださいね。 歩行速度のカットオフとは 歩行速度は生活の自立度との関係性もあります。 屋外歩行レベルのカットオフ 日常生活で『屋外を自立して歩けるレベル』と、日常生活で『屋外の一部を自立で歩けるレベル』の境界線は、 0. これを10m歩行に変換すると、 10mを12. 5秒で歩けることが目安となります。 5秒 以内 屋外と屋内歩行レベルのカットオフ さらに日常生活で『屋外の一部を自立で歩けるレベル』と『屋内の歩行のみ』の境界線は、 0. これを10m歩行に変換すると、 10mを25秒で歩けることが目安となります。 歩行速度と日常生活の関係とは? 10m歩行テストを行う目的として、歩行自立の判断材料になることや、日常生活を安全に行うための判断材料にもなります。 今回は10m歩行の結果と横断歩道・転倒との関係について見ていきましょう。 横断歩道と10m歩行の関係 普段、何気なく渡っている横断歩道は何秒で青から赤信号へ変わるかご存じですか。 多くは1秒で1m歩く計算で設定されているそうです。 10mに置き換えると10秒ですよね。 やはり10m歩行スピードの一つの基準は10秒となっているみたいです。 最近では、高齢者が多い地域等では青信号の時間調整が行われているらしいですが、交通渋滞等を考えると劇的な時間の延長は望めないため、やはり歩くスピードと渡るタイミングがポイントになります。 歩きの遅い高齢者の方は、必ず信号が赤から青に変わったら渡るようにしましょうね。 10m歩行と転倒の関係 10m歩行は転倒とも密接な関係があります。 先ほど歩行自立のカットオフ値として10秒とご紹介しました。 これは10秒以上かかる場合は転倒する可能性があることを意味しています。 そのため10m歩くのに10秒以上かかる場合は、歩行補助具の検討も視野に入れます。 たとえば、杖を使わずに10mは歩けるが10秒以上かかってしまう場合は、屋外を歩く時に杖の仕様を検討したりします。 このように歩行速度やバランス状況に合わせ杖などの歩行補助具を選択したり、転倒リスクが高い場合は見守りや介助下で歩くようにしましょう。 まとめ 今回は10m歩行についてご紹介してきました。 10m歩行は簡単にできるバランス検査の一つで、歩行を自立するための一つの判断材料となります。 ご自身の歩行状態を把握し、歩行に合った生活をするようにしましょうね。 特に横断歩道は気をつけてくださいね。 《参考文献》 1 長崎浩ら:臨床運動学 第3版. 医歯薬出版株式会社. 2008 2 Bohannon RW : Comfortable and maximum walking speed of adults aged 20-79 years :reference values and determinants. Age Ageing 26 1. 1997.

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歩行自立に必要な歩行能力とバランス能力の関係

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6分間歩行テストの概要は以下の通りです。 (1)十分な準備運動の後,スタートラインに立つ(全員が同じ位置からスタートするよりも,5mずつずらした位置からスタートできるようにすれば理想的である。 直線路を用いる場合には,常にラインが左手になるように歩くように指示する) (2)両肘を軽く伸ばし,できるだけよい歩行姿勢を保ち,普段歩く速さで6分間歩く。 (3)スタートの合図で歩行を開始する。 (4)測定者は,被測定者が走ることがないように,またいつも片方の足が地面についた状態を保って歩くように指示する。 (5)スタートから1分毎に,その経過時間を伝える。 (6)6分目に終了の合図をする。 記録は5m単位とし,5m未満は切り捨てる。 *専門書によって声かけの頻度が違うことがあります。 例えば、 1分経過:いい感じで歩けています。 残り時間は5分です。 2分経過:順調に歩けています。 残り時間は4分です。 3分経過:その調子を維持してください。 残り半分まできました。 4分経過:そのままの感じで歩いてください。 残り時間はあと2分です。 5分経過:いい感じで歩けています。 残り1分になりました。 終了15秒前:あと15秒です。 止まってと声かけするので、合図があればすぐに止まってください。 などと声かけすることが推奨されています。 スポンサードサーチ 6分間歩行テストの平均値と結果の解釈 各年代の平均値は以下のようになります。 男 65-69歳 620. 19m 70-74 605. 11 75-79 579. 19 女 65-69歳 590. 32m 70-74 565. 59 75-79 530. 97 テスト終了後には、Borgスケールなどを利用することにより疲労度合いなどを記録します。 また、主観的な理由として歩けなくなった理由を聴取しておくことも大切な情報となります。 9 18 85. 8 180 17 かなりきつい 78. 6 16 71. 5 160 15 きつい 64. 3 140 14 57. 2 13 ややきつい 50. 0 120 12 42. 9 11 楽である 35. 7 100 10 28. 6 9 かなり楽である 21. 4 80 8 14. 3 7 非常に楽である 7. 1 60 6 0 このような指標を用いることで、対象者の全身持久力と疲労度合いを把握していきます。 スポンサードサーチ 10m歩行テストの概要、評価方法、結果の解釈(カットオフ値) 10m歩行テスト 「10m歩行テスト」は、一定の距離(10mが一般的)を自由歩行、あるいはできるだけ速く歩いた際の所要時間を評価し、速度を算出します。 10m歩行テストは、歩行速度、歩幅、ケイデンスといった歩行の遂行能力を簡便に評価することができ、強く推奨されている。 Journal of CLINICAL RIHABIRITATION Vol. 26 No. 1 2017. 1 評価項目は時間(歩行速度)、歩数、歩行率、歩幅などがあります。 3回計測し、平均値を算出します。 装具や杖の使用も可能です。 急性期では実施困難なことが多いですが、比較的早期から繰り返して評価可能な対象者の場合、歩行能力の評価としては最適です。 臨床では痙縮治療における歩容の変化や、歩行速度の変化を評価するために用いいられることも多くあります。 スポンサードサーチ 評価方法 自由歩行、最大速度のどちらを計測するかにより声かけ方法は異なり、前者であれば「これからあなたにとって快適な速さで歩いているスピードを計測します。 「はい」と合図があったらまっすぐ向こうの踏切まで歩いてください」と指示し、後者であれば「これからあなたにとってできる限りの速さで歩いているスピードを計測します。 「はい」と合図があったらまっすぐ向こうの踏切まで歩いてください」と指示します。 テスト実施の際は踏切の2(3)m手前から歩き始め、向こう側のラインを超えても2(3)m歩き続けることが重要です。 結果の解釈 健常者における自由歩行(快適歩行)速度は1. 0〜1. Brandstarterによると、Brunnstrom Stage5の患者で歩行速度は0. また実社会において必要な歩行速度としては、130箇所の横断歩道の実地調査により、1. 06〜1. 30秒とされており、少なくとも1. 歩行、バランスに関連する評価として、Timed Up and Go Testがあります。 tmd. pdf とあります。 フレイルについては、 加齢に伴い身体の予備能力 が 低下し 、健康障害を起こしやすくなった 状態。 介護が必要となる前の段階で、 筋肉の減少に着目しているサルコペニアも、フレイルの一 因となります。 フレイルは、筋肉や身体機能の低下の他、疲労感や活力の低下なども含みます。 tmd. pdf とあります。 これらのことから、サルコペニアは筋肉量と筋力に関与していることがわかります。 またフレイルにはサルコペニアも要因として含むことがわかります。 歩行速度測定の意義 歩行速度を測定する意義はどのような所にあるのでしょうか。 まずは単純に、リハビリテーションを行った際の結果を示すために用いられることがあります。 また、フレイルやサルコペニアの評価指標として歩行速度を測定することがあります。 その際には、フレイルやサルコペニアの方々における平均値やカットオフ値などを把握しておく必要があります。 スポンサードサーチ 歩行速度の測定方法 平面上16mの直線を歩行して、間の3m〜13m地点に要した時間を計測する方法があります。 *注意点としては対象者の転倒がないように、横につきながらリスク管理を行うことです。 歩行速度の平均値はどの位なのか 歩行速度の平均値はどの程度なのかを考えていきたいと思います。 日本の信号機の中で、最も早い設定としては歩行速度で1m/秒とされているそうです。 そのため、1秒間に1m進める能力があれば実用性としては十分だと考えることができます。 ちなみに、健常高齢者の平均歩行速度としては1. 53〜1. また、片麻痺者の平均歩行速度としては0. 40〜0. サルコペニアとの関連では、 1. しかし、歩行能力の低下とサルコペニアとの関連性は低いとの意見もあるようです。 フレイルとの関連では、様々な研究がありますが、Cardiovascular Health Studyでは約4. さらに、Obu Study of Health Promotion for the Elderlyでは、約2. 44mにおける歩行速度を性別・年齢を考慮せずに評価基準を定めています。 上記のように、目の前にいる対象者の評価結果と参考値・基準値・カットオフ値などと比較し、対象者の状態を把握していくことになります。 もちろん、評価指標は歩行速度だけではありません。 様々な評価指標を用いながらトータル的に対象者の状態を把握していくことが重要です。 スポンサードサーチ.

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