マイスリー デパス。 マイスリーはどのような効果のある睡眠薬なのか

不安なときはデパス、気分が沈んだときはマイスリー、痛いときはロキソニン

マイスリー デパス

マイスリーは2000年から発売されている「非ベンゾジアゼピン系」という種類に属する睡眠薬です。 マイスリーはその効果と副作用のバランスの良さから、精神科・心療内科ではもちろん内科や産婦人科、整形外科など多くの科でも処方される睡眠薬です。 恐らく日本国内で一番処方されている睡眠薬なのではないでしょうか。 マイスリーは優れた睡眠薬ですが、どんな不眠症にも万能に効く睡眠薬ではありません。 また副作用は少ないとは言え、全く生じないわけではありません。 優れた睡眠薬であるからこそ、その特徴をしっかりと理解し正しく使いたいものです。 ここではマイスリーの効果や特徴、またどんな人に向いた睡眠薬なのかや他睡眠薬との比較などを紹介していきます。 1.マイスリーはどのような特徴を持った睡眠薬なのか マイスリーは睡眠薬であり、眠れなくて困っている方に対して、眠りに導く作用があるお薬になります。 マイスリーの特徴としては、• 即効性があり、寝つきの改善に用いられる• 作用持続時間は短い• 穏やかな効きのため、ふらつきやせん妄といった副作用が少ない といった点が挙げられます。 マイスリーは睡眠薬の中でも「超短時間型」に分類されます。 これは服用してからすぐに効果が現れる代わりに、長くは続かないタイプの睡眠薬になります。 不眠症は大きく分けると、(寝付けないタイプ)と(夜中に何度も目覚めてしまうタイプ)に分かれますが、マイスリーのような超短時間型は入眠障害に向き、中途覚醒には向かない睡眠薬になります。 即効性には非常に優れ、服用してから1時間未満で血中濃度は最大になります。 しかし1~2時間もすれば血中濃度は半分にまで下がってしまいます。 また同系統の睡眠薬の中では効きは穏やかです。 例えば同じ超短時間型の睡眠薬には「(一般名トリアゾラム)」や「(一般名ゾピクロン)」がありますが、これらと比べると効きの強さとしてはやや劣ります(個人差はあります)。 しかしその代わり、ふらつきやそれによる転倒、せん妄(服用後に中途半端に意識レベルが低下し、混乱状態になってしまう事)といった副作用が生じるリスクも少なくなっています。 マイスリーはハルシオンやアモバンと比べると、精神科・心療内科以外でも処方されることの多い睡眠薬ですが、これはマイスリーの効果・副作用の穏やかさも一因なのでしょう。 睡眠薬にはいくつかの種類がありますが、マイスリーはその中で「非ベンゾジアゼピン系睡眠薬」という種類に属します。 現在、不眠症治療の中心となっているのは、「ベンゾジアゼピン系」と「非ベンゾジアゼピン系」の2種類の睡眠薬です。 これらの睡眠薬は、効果も良く副作用も軽めであり、バランスに優れるため不眠症の患者さんによく用いられています。 ベンゾジアゼピン系は様々な作用時間の睡眠薬が揃っているのがメリットで、入眠障害に向いているもの、中途覚醒に向いているもの、あるいはその中間の作用を持つものとラインナップが揃っています。 一方で、非ベンゾジアゼピン系は超短時間型の睡眠薬しかなく、入眠障害が主な用途になります。 しかしベンゾジアゼピン系と比べると、ふらつきや転倒の副作用が生じにくいというメリットがあります。 また耐性や依存性も若干少ないのではないかと考えられています。 2.マイスリーの強さと作用時間 睡眠薬には多くの種類がありますが、その中でマイスリーの強さはどのくらいの位置づけなのでしょうか。 また他の睡眠薬と比べてどれくらい長く効くのでしょうか。 睡眠薬は作用時間によって4種類に分類されます。 超短時間型・・・半減期が2~4時間• 短時間型 ・・・半減期が6~10時間• 中時間型 ・・・半減期が12~24時間• 長時間型 ・・・半減期が24時間以上 半減期というのは、お薬の血中濃度が半分になるまでにかかる時間の事で、そのお薬の「おおよその作用時間」と相関します。 マイスリーは服薬してから1時間未満で血中濃度が最高値になり、その半減期は約2時間になります。 超短時間型睡眠薬に分類され、即効性があり、長く体内にとどまらない睡眠薬だという事です。 ここから不眠症の中でも、特に寝つきが悪い(入眠障害)タイプの不眠に適した睡眠薬だという事が分かります。 次にマイスリーの「強さ」はどのくらいでしょうか。 実は睡眠薬の強さというのは、「ベンゾジアゼピン系」「非ベンゾジアゼピン系」間ではどれも大きな差はありません。 効きの個人差も大きいため、一概に「この睡眠薬は強い」「この睡眠薬は弱い」という事は難しいのですが、臨床でマイスリーを使っている実感からお話するとマイスリーの強さというのは、「 中等度(普通くらい)」になります。 同じ超短時間型睡眠薬には「ハルシオン」や「アモバン」などがありますが、これらと比較すると効果はやや穏やかです。 これはマイスリーが弱い、というよりもハルシオンやアモバンがやや強いという感覚です。 ただし先ほどもお話したようにベンゾジアゼピン系・非ベンゾジアゼピン系は強さはどれも大きな差はありません。 効果の強弱は「強いて言えば」程度の違いになります。 3.各睡眠薬の作用時間の比較 マイスリーは即効性があり、また作用の持続時間は短いというお話をしました。 より具体的にマイスリーの作用発現時間(服用してから効果が出るまでの時間)や作用持続時間を見るため、他の睡眠薬と比較してみましょう。 よく用いられる睡眠薬の作用発現時間や作用持続時間を一覧で紹介します。 睡眠薬 最高濃度到達時間 作用時間(半減期) ハルシオン 1. 2時間 2. 9時間 マイスリー 0. 7-0. 9時間 1. 78-2. 30時間 アモバン 0. 75-1. 17時間 3. 66-3. 94時間 ルネスタ 0. 8-1. 5時間 4. 83-5. 16時間 レンドルミン 約1. 5時間 約7時間 リスミー 3時間 7. 9-13. 0-1. 2時間 27. 1時間 ドラール 3. 63時間 36. 5-42. 0時間 表の「最高濃度到達時間」というのは、お薬を服用してからそのお薬の成分の血中濃度が最大に達するまでにかかる時間の事です。 これは「お薬を飲んでから何時間でお薬の効果が最大になるか」という事で、そのお薬の即効性を表しています。 この時間が短いほど即効性があるお薬だと言えます。 「半減期」というのはお薬の血中濃度が半分に落ちるまでの時間の事です。 お薬の血中濃度が落ちる時間が速いお薬ほど作用時間は短く、お薬の血中濃度が落ちる時間が長いお薬ほど作用時間が長いという事ですので、半減期の長いお薬の方が持続力があるお薬だという事が出来ます。 代表的な睡眠薬の各数値を見ると、睡眠薬によって即効性や持続時間が様々であることが分かります。 最高濃度到達時間が早いお薬は、「即効性がある」と言えます。 マイスリー、アモバン、ハルシオンなどの「超短時間型」は1時間前後で血中濃度が最高値になるため、「すぐに寝付きたい」という方に向いた睡眠薬です。 しかし2~4時間で効果が切れてしまいますから、長くぐっすり眠りたい方にはあまり向いていないことが分かります。 4.マイスリーの作用機序 非ベンゾジアゼピン系睡眠薬に属するマイスリーですが、どのような作用機序によって眠りに導くのでしょうか。 マイスリーの作用機序は、脳のGABA受容体のはたらきを強めることだと考えられています。 マイスリーはその作用を強めるため、脳を鎮静させる作用を持ち、これが催眠作用(眠らせる作用)になるのです。 睡眠薬はベンゾジアゼピン系と非ベンゾジアゼピン系がありますが、どちらの睡眠薬も基本的にはこのような機序によって眠りを導きます。 しかしマイスリーのような非ベンゾジアゼピン系は、ベンゾジアゼピン系と比べると副作用が少ないという利点があります。 これは何故かというと、非ベンゾジアゼピン系はベンゾジアゼピン系の問題点を改良しているからです。 ベンゾジアゼピン系は、GABAが作用する部位であるGABA受容体に作用することで、GABAのはたらきを強めます。 という事はベンゾジアゼピン系は筋弛緩作用によりふらつきや転倒を起こす可能性がありますが、非ベンゾジアゼピン系は筋弛緩作用がほとんどないため、ふらつきや転倒が起こしにくいという事になります。 マイスリーのような非ベンゾジアゼピン系は、このような機序によりベンゾジアゼピン系と比べて効果はそのままでふらつきや転倒の副作用を少なくしているのです。 またベンゾジアゼピン系も非ベンゾジアゼピン系も「耐性」「依存性」という副作用がありますが、非ベンゾジアゼピン系は耐性・依存性も起こしにくくなっているのではないかという指摘もあります。 【耐性】 その物質の摂取を続けていると、次第に身体が慣れてきてしまい、効きが悪くなってくる事。 【依存性】 その物質の摂取を続けていると、次第にその物質なしではいられなくなってしまう事。 その物質がないと落ち着かなくなったりイライラしたり、発汗やふるえなどの離脱症状が出現するようになる。 5.マイスリーが向いている人はどんな人? 以上から考えて、マイスリーという睡眠薬はどのような患者さんに向いているのかを考えてみましょう。 不眠には大きく分けると2つのタイプがあります。 一つ目が「寝付けない事」でこれは「入眠障害」とも呼ばれます。 二つ目は「すぐに起きてしまう事」でこれは「中途覚醒」と呼ばれます。 一般的には入眠障害には超短時間〜短時間型の睡眠薬、そして中途覚醒には中〜長時間型の睡眠薬が適していると言われています。 マイスリーは超短時間型ですから、「寝つけない」という入眠障害の方に向いている睡眠薬になります。 反対に、わずか2時間前後で効果が半減してしまいますから中途覚醒の改善には向いていません。 という事は、 「一旦眠りに入ってしまえば長く眠れるんだけど、なかなか眠りに入ることができない」といった方に向いている睡眠薬になります。 マイスリーを服薬すると、だいたい15~20分くらいで眠気が出現しはじめます。 そのためベッドに入る直前に内服する事が推奨されます。 たまに、睡眠薬を内服したのになかなかベッドに入らずにウロウロしてしまう方がいますが、これはよくありません。 マイスリーは即効性があるため、活動しているとすぐに薬が効いてきてふらついたり転んでしまう可能性があるためです。 また効果も比較的穏やかで副作用も少なめであるため、入眠障害で睡眠薬を検討する際に、まず最初に試してみる睡眠薬として適しています。 注意点として、マイスリーは「統合失調症や双極性障害に伴う不眠」には使えないことになっています。 統合失調症、双極性障害の診断を受けている方は気を付けてください。 マイスリーの添付文書には次のように記載されています。 【効能又は効果】 不眠症( 統合失調症及び躁うつ病に伴う不眠症は除く) 【効能又は効果に関連する使用上の注意】 本剤の投与は、不眠症の原疾患を確定してから行うこと。 なお、統合失調症あるいは躁うつ病に伴う不眠症には本剤の有効性は期待できない。 これは、マイスリーを統合失調症や双極性障害に使用すると危険だと言うわけではありません。 マイスリーを発売する際に行った調査で、統合失調症や双極性障害の患者さんにマイスリーを使ったところ効果が確認できなかったため、これらの疾患の人に用いても効果が無いよ、ということです。 とは言っても、同系統の非ベンゾジアゼピン系であるアモバンやルネスタは統合失調症や双極性障害にも使用できますので、理論的にはマイスリーも統合失調症や双極性障害に効くはずです。 マイスリーだけ効果がないというのは理論的には説明がつきませんが、調査でそういう結果が出てしまったのですから仕方ありません。 統合失調症や双極性障害の方で睡眠薬が必要な場合は、主治医とよく相談してマイスリー以外の睡眠薬を選ぶようにしましょう。

次の

マイスリーの併用禁忌や注意薬|その他の医薬品との飲み合わせも確認

マイスリー デパス

目次・この記事のポイント はじめに 不眠は実はとても身近な症状。 悶々と悩まれている方も多いのではないでしょうか。 厚生労働省の「抗不安薬・睡眠薬の処方実態についての報告」によると、2009年における睡眠薬の推定処方率は4. 7%であり、医師から処方される抗不安薬や睡眠薬を飲んでいる人は全国で600万人いると考えられます。 市販の睡眠改善薬もありますが、しっかりと治療するために処方薬を使われている方も多いのです。 ミナカラにも「ハルシオンとマイスリーはどちらが強いの?」「ハルシオン・マイスリー・ルネスタの使い分けはどうするのがいいの?」といったような、睡眠剤の違いの悩みをご質問いただく事がたくさんあります。 今回は睡眠薬の種類や選択について解説します。 なお、睡眠薬とセットで処方されることが多い「抗不安薬」を使われている方はベンゾジアゼピン系抗不安薬の解説記事も併せて確認しておくとよいでしょう。 関連記事 睡眠薬の選択法を整理してみましたのでまずはこちらの図をご覧ください。 まず、不眠の種類によって薬の選択が変わってきます。 寝付きが悪い方(ふとんに入って眼を閉じてもなかなか睡眠状態に入れない方)は効きが早い「超短時間型・短時間型」の睡眠薬が検討されます。 超短時間型の代表例にはハルシオン(トリアゾラム)・マイスリー(ゾルピデム)・アモバン(ゾピクロン)・ルネスタ(エスゾピクロン)などがありますが、超短時間型の睡眠薬は服用後10〜20分程度で効果が出てきて、6時間ほど効果を発揮します。 一方、十分な睡眠時間が取れていないまま夜間や早朝に目が覚めてしまう方には効きが長い「中間型・長時間型」の睡眠薬が検討されます。 これらの薬は12時間以上効果が続き、途中で目が覚めるのを防いでくれます。 不眠の理由が不安などの神経症状的なものから来ている方も多いかと思います。 また、関連して肩こりや体の緊張等がある方も多いものですが、そういった症状をお持ちの方は不安症状にも効果のある睡眠薬を使うことがあります。 たとえば、ハルシオンには不安症状を改善する効果もあり、不安症状と寝付きに悩んでいる方に使われる事が多いです。 また、不安が強い時は不安を抑える効果のあるレンドルミン(ブロチゾラム)、デパス(エチゾラム)などが併用されることも多いです。 なお、同じ超短時間の薬でもマイスリーには睡眠の質を改善する(徐波睡眠(ノンレム睡眠のステージ3、4)を強化して、しっかりとした睡眠をとりつつ、6時間で効果が切れるのですっきりと眠れる事ができる)といったメリットやふらつきや脱力感などの副作用が少ないといったメリットもあります。 薬ごとの特徴を活かす形で悩みに合わせて選択肢を変えることもできるでしょう。 睡眠薬は医薬品なので副作用も含めて注意するべきポイントを確認しましょう。 作用が「睡眠効果」であることから、効きすぎたり、効果の時間が長かったりすることで翌朝以降にも薬の影響が見られたり日中に眠気がでることもあります。 薬を飲んだ日の翌日はあまり無理のない生活を送るようにしましょう。 アルコールや他の中枢神経系を抑制する薬を一緒に飲むと、睡眠薬の効果が強く出てしまい、副作用も含めてさまざまな症状がでる可能性があるので、なるべくお酒は飲まないようにしましょう。 睡眠薬を長期間連続で飲んでいて突然飲むのをやめるとかえって眠れなくなることがあります(反跳性不眠)。 また、頭痛・めまい・耳鳴り・しびれ・不安などの症状が出てくる事もあるので(退薬症状)、長期間連続で使っている方は、徐々に薬の量を減らしていって中止する等のケアが必要な場合があります。 睡眠薬はあくまで処方薬なので自己判断で中止せず、病院で処方量を徐々に減らしてもらいながら止めていってくださいね。 ベンゾジアゼピン系の睡眠薬の代表的な副作用としては以下のようなものがありますので使用中は注意しましょう。 ・持ち越し効果 目が覚めてからも睡眠効果が影響してしまう副作用です。 具体的には眠気やふらつきといったものが日中に出る事があります。 ・筋弛緩作用 これも「肩こり」や「緊張」を改善するという効果の裏返しですが、脱力感や転倒などに繋がることがあります。 ・記憶障害 前向性健忘といって、眠る直前の記憶を忘れてしまうような副作用があります。 これは超短時間型の薬に特徴的な副作用です。 ・常用量依存 薬へ依存をしてしまう副作用があげられています。 睡眠薬に耐性はないので、無闇に飲む量を増やさないようにしましょう。 ・離脱症状・退薬症状・反跳性不眠 突然薬を飲むのを止めると不眠、不安、イライラ感、筋肉痛などが起きる事があります。 自己判断で増やしたり減らしたりするのは避けましょう。 おわりに 不眠症は医療機関で相談しながら丁寧に治療をしていくことで治す事ができる病気です。 薬を使用するときは、注意すべきポイントを抑えつつ、自分にあった薬を見つけていってくださいね。

次の

マイスリーの副作用は何?アルコールや他の薬との併用の疑問も解説

マイスリー デパス

目次 必要な場所から読んでください• マイスリーとは? マイスリーとはこんな時に服用します マイスリーは「超短時間型」と呼ばれる非ベンゾジアゼピン系薬剤です。 睡眠障害を感じている方に使用されます。 睡眠障害には主に4種類あります。 入眠障害:寝付くのに1時間以上かかってしまう。 中途覚醒:睡眠の途中で目が覚めてしまう。 熟眠障害:寝ているのに寝ている気がしない。 早朝覚醒:早く目が覚めてしまい、そのあと寝付くことができない。 睡眠薬にはいくつか種類があり、その薬剤の効き目時間の違いによりそれぞれの治療薬剤を決めていきます。 睡眠障害は神経系の興奮によって引き起こされます。 それにかかわっているのが脳内に存在するGABA受容体というものです。 GABAがGABA受容体に結合することで興奮が抑えられ、眠くなってくるのです。 睡眠障害を起こしている人たちにはこの働きを助けてあげればよいのです。 筋弛緩作用は高齢者にはとくに注意が必要になってくるので、マイスリーは高齢者にもよく使われる薬剤になります。 Sponsored Link マイスリーの種類・形状・サイズについて マイスリーには ・マイスリー錠5㎎ ・マイスリー錠10㎎ の2種があります。 両剤とも中心に割りやすいように割線が入っているので自分で半分に割ることができます。 マイスリーの効果・効能 不眠症(入眠障害) 統合失調症・躁うつ病に伴う入眠障害時には本剤の有効性は期待できないため、投与時には原疾患を確定してから行うこと。 高齢者には5㎎から投与する。 年齢・症状・疾患により適宜増減するが、1日10㎎を超えないこと。 飲んでも眠れない。 離脱症状 不眠・不安感・イライラ感 精神状態・意識障害 せん妄(意識障害により、脳が混乱した状態。 服用後起こる頻度が多い方は主治医に相談するようにしてください。 市販や処方された頭痛薬を併用することは問題ないですが、 何度もマイスリーの服用後頭痛を感じている方は体が危険信号を送っているということです。 頭痛薬の服用によりそのシグナルをマスキングしてしまうことも考えられるので、自身で対処はせず、主治医に相談するようにしてください。 健忘と認知機能低下とその対処法 服用後はすぐに就寝させるようにしましょう。 また、睡眠中は起こさないように注意すること。 夜間のトイレなどには転倒などに注意が必要です。 肝機能障害とその対処法 肝機能低下時は初期症状として 倦怠感・悪心嘔吐・食欲不振・体のかゆみ・黄疸などが現れます。 血液検査によりALT・AST値を測定することにより肝機能の状態を把握することができるので定期的に検査をすることをお勧めします。 初期症状がみられている際には主治医に相談するようにしてください。 少しずつ減薬していくことで回復が見込めます。 体重増(太る)とその対処法 マイスリーには「太る」という機序はありません。 原因として考えられるのは、マイスリーの服用により睡眠状態が改善しストレスから解放され、つい食欲が出てしまった。 少なからず抗不安作用もあるため、 日ごろの不安感から解放され食欲が出てしまった。 などでしょう。 間食をしないように心がける。 カロリーの高い食事を避けるなど、日ごろの食生活を見直すようにしてください。 喉の渇きとその対処法 マイスリーはその他睡眠薬よりは少ないですが、「抗コリン作用」と呼ばれる消化器系の動きを抑えてしまう作用を持っています。 そのため口渇を感じてしまうこともあります。 水分をしっかり摂取して対応していくようにしましょう。 唾液の分泌が普段よりも少なくなった、口のねばつきを感じるなどがあれば主治医に相談するようにしてください。 薬剤師からのワンポイントアドバイス 人の1日の水分摂取量は2L以上といわれています(主治医から水分制限を指示されていない人のみ)。 普段から水分を摂取する機会が少ない人はなかなか難しい量かもしれません。 水分量が足りなければ排せつ量も足りなくなってくるため、便秘やむくみといったトラブルの原因にもなりかねません。 普段から水分摂取量が少ない人は食事のときには必ず水分を用意する、食事を一口運ぶことに一口以上の水分を一緒に口に運ぶといった工夫をするようにしてください。 少しずつ水分摂取量が増えていきますよ。 また、水分を摂取すると胃から吸収されず膨張していくので満腹感も得られます。 食事摂取カロリーも抑えられ、一石二鳥かもしれません。 倦怠感、吐き気、だるさとその対処法 マイスリーの服用後は鎮静効果によりだるさやふらつきが出やすいです。 その後、就寝でき、翌日問題なく起きられればそれで構いません。 しかしながら、 倦怠感が続く、吐き気を感じるといった異常を感じる場合には主治医に相談するようにしてください。 かゆみ、発疹とその対処法 かゆみや発疹が起こるときにはマイスリーが体に合わず、アレルギー反応として表れている可能性があります。 主治医に相談するようにしてください。 Sponsored Link マイスリーの用量用法・服用方法 マイスリーの正しい飲み方や服用回数 マイスリーは効果がすぐ現れる薬剤になります。 そのため、就寝時に服用するようにしましょう。 服薬後、でかけたり食事したりしないようにしましょう。 また、車の運転は絶対やめてください。 途中覚醒し、その後寝付けない際にも追加服用は可能ですが10㎎の用量は超えないようにしてください。 マイスリーの(妊婦や授乳中)服用方法 妊娠中の方は治療上の有益性が上回ると判断されたときにのみ投与するようにしましょう(妊娠中の安全性は確率していないため)。 また、出産前にマイスリーを服用していた患者より出生した新生児に呼吸抑制・痙攣・哺乳困難などの離脱症状が現れたことがあるため、 服用の際には必ず担当の産婦人科医に話すこと。 マイスリーの服用による催奇形性の報告はありません。 授乳中の人への投与は避けることが望ましい。 やむを得ず服用する際には授乳を避けるようにしましょう(母乳中に移行することが報告されている。 新生児に催眠効果が現れるため)。 服用した日は夜間の授乳はしないようにしましょう(翌日からは授乳していただいて大丈夫です)。 高齢者の服用方法 高齢者は生理機能が衰えやすく、マイスリーの効果が強く表れやすい。 そのため、 運動失調が起こりやすいと考えられます。 副作用が起こりやすい可能性もあるため、初回投与時は少量(5㎎)から開始するようにしましょう。 Sponsored Link マイスリーが効くまでの時間 マイスリーは作用時間が早く、服用後15分~で効果を感じてきます。 睡眠前に服用するようにしましょう。 作用持続時間も短いため、翌朝まで効果の残ってしまう持ち越し効果は少ない薬剤であると言えます。 Sponsored Link マイスリーが効かない!そんな時の対処法 マイスリーを服用しても眠れないという際には入眠障害の原因として イライラや不安感で寝付けないということが考えられます。 マイスリーは抗不安作用・筋弛緩作用をなるべく持たないように作られている薬剤であり、睡眠をサポートするのに特化しているものです。 そのため、イライラしていたり眠れないことに対する不安から不眠症状を感じているのであれば、マイスリーの服用では寝付けない可能性があります。 抗不安薬や抗うつ薬・抗精神病薬といった別の類の薬剤が適している可能性がありますので、主治医に相談するようにしてください。 薬の成分が体質に合っていないという可能性も考えられます。 その他「超短時間型」といわれる薬剤はほかにも存在します。 また、睡眠のホルモンに携わる薬剤もありますので主治医と相談の上、治療を進めてください。 長期の連用により耐性ができているという可能性も考えられます。 薬の連日服用により薬がないと眠れない・薬を飲んでいるのに眠れない。 という症状に悩まされることがあります。 そのような方は自身の判断により医師指示用量よりも多く服用してしまうOver Dose が見られ、身体への悪影響が懸念されます。 その際には薬剤を変更してみる、違う治療法を試してみるなど医師からのアドバイスを受けるようにしましょう。 2、重篤な肝機能障害のある患者 代謝機能の低下により血中濃度が上昇する恐れがある。 健常人と比べて、2倍以上の報告あり。 3、重症筋無力症の患者 マイスリーの筋弛緩作用により症状を悪化させてしまう恐れあり。 *重症筋無力症とは* 末梢神経と筋肉のつなぎ目において、筋肉側の受容体が自己免疫により破壊されてしまう自己免疫疾患。 難病指定されている。 全身の筋力低下・易疲労感が出現、特に眼瞼下垂(瞼が垂れ下がる)や複視(物がだぶって見える)といった 目の症状を起こしやすいことが特徴。 4、急性狭隅角緑内障の患者 眼圧が上昇し、症状を悪化させてしまう恐れがあるため。 緑内障の悪化により視野狭窄や失明といった状態になってしまう可能性があるため注意が必要。 *炭酸ガスナルコーシスとは* 高二酸化炭素血症により意識障害を起こし、中枢神経系に影響を及ぼし昏睡状態に陥ること。 頭痛・振戦・傾眠・体温にかかわらず 顕著な発汗といった症状がみられる。 Sponsored Link マイスリーと他の睡眠導入剤を比較 マイスリーとハルシオンの違い マイスリーもハルシオンもどちらも「超短時間型」と呼ばれる薬剤であり、入眠障害に使用されます。 これらは薬理作用が異なっており、マイスリーは非ベンゾジアゼピン系とよばれ、 ハルシオンはベンゾジアゼピン系と呼ばれています。 筋弛緩作用を持つことから高齢者に投与した際に、転倒してしまった。 ということも考えられます。 マイスリーのほうが安全に使用できるため、最近ではマイスリーを処方する医師のほうが増えています。 が、入眠障害の種類として不安的要素がかかわっていると判断された場合にはハルシオンが処方されることもあります。 また、ハルシオンよりもマイスリーのほうが新しい薬になりますので、昔からハルシオンを服用しているという方にはそのままハルシオンの処方が続いているということもありますね。 Sponsored Link マイスリーとデパスの違い マイスリーは「超短時間型」の睡眠薬に分類されますが、デパスは「抗不安薬」というものに分類されます。 普段の生活や眠れないという不安感があったり、 イライラ感から寝付けないという人にはデパスのほうが向いているといえるでしょう。 ただし、デパスの半減期は約6時間ほどといわれていますので服用した時間によっては翌日まで鎮静効果が残っており、眠気が残っている・ぼーっとするといった症状が起こりやすいと言えます。 睡眠剤といわれるものには作用時間の違いにより 「超短時間型」「短時間型」「中間型」「長時間型」「その他」に分けることができます。 睡眠障害の状態に応じて使い分けていきます。 作用時間が長ければ長いほど翌朝にふらつき・眠気などが残りやすくなる「持ち越し効果」というものが見られやすくなりますので注意が必要になってきます。 様子を見ながら服用するよにしましょう。 ・アルコール:精神機能・知覚・運動機能の低下が増強することがあるので、飲酒はできるだけ控えるようにするようにしましょう。 ・リファンピシン(抗結核薬):薬物代謝酵素であるCYP3A4が誘導され、マイスリーの薬物代謝が促進、効果が減弱される可能性があります。 マイスリーは市販で手に入るのか? マイスリーと同じ成分の市販薬 マイスリーは市販では手に入れることができません。 また、一回の処方日数に制限がある薬剤になります。 医師の指示に従って服用するようにしてください。 マイスリーのQ&A マイスリーと一緒に飲み合わせてはいけない薬はありますか? マイスリーと絶対一緒に服用してはいけないという薬剤はありませんが・・・ 鎮静作用をもつ薬剤の服用中(抗不安薬・抗うつ薬など)であったり、アルコールとの飲み合わせによりマイスリーの鎮静効果が強く現れることが考えられますので注意しましょう。 また、抗結核薬であるリファンピシンの服用中の方は代謝酵素に影響しマイスリーの効果が減弱する可能性がありますので医師に必ず伝えるようにしてください。 マイスリーの代謝はCYP3A4 という代謝酵素が関与しています。 グレープフルーツジュースにはその代謝酵素を阻害する作用があり、マイスリーの効果が強く現れる可能性がありますので一緒に飲まないようにしてください。

次の