違反公序良俗。 公序良俗違反とは|不動産用語を調べる【アットホーム】

公序良俗(こうじょりょうぞく)とは

違反公序良俗

流山法律事務所の弁護士の川越伸裕です。 弁護士とはいえ、すべての法律の条文を暗記しているわけではありません。 ほとんどの弁護士は、何という名前の法律の、大体この辺りに条文があったなぁ、という程度に漠然と記憶しておき、相談があったときには、六法全書を参照する、という程度の記憶であろうと思います。 とはいえ、有名な条文は、きちんと暗記していることが多いです。 今日は、そのような有名な条文の中から、「公序良俗」の条文をご紹介します。 この条文は、民法90条に「公の秩序又は善良の風俗に反する事項を目的とする法律行為は、無効とする。 」と規定されているものです。 弁護士に民法90条は何を規定していますか、と聞けば、公序良俗、ときちんと答えてくれるはずです。 さて、公序良俗とは、「公の秩序又は善良の風俗」の略ですが、簡単にいえば、一般的な倫理ということができるでしょう。 上記の公序良俗の条文は、倫理に反することをしたら、その行為は無効だぞ、ということを述べているのです。 どのような行為が「公序良俗」に反するものになるかは、それぞれの行為を具体的に検討する必要があります。 時代によっても変わり得る概念といえるでしょう。 公序良俗の規定自体は、明治29年の制定ですので、そのときに想定された「公序良俗」と現代の「公序良俗」とは、おのずから違うものであると思います。 とはいえ、公序良俗に反するか否かを考えるに当たって、まったく基準がないわけでもありません。 裁判では、ホステスに客の飲み代のツケを保証させるシステムを公序良俗違反としたものもあります。 また、不倫相手に「妻と別れて、君と結婚するよ」と約束したといっても、それは公序良俗に反しますので、その約束を履行しないことを理由とした慰謝料の請求はできないこととなります。 裁判では、裏口入学をさせるとの契約が、公序良俗違反とされたことがあるようです。 雇用契約を締結するにあたって、男女を差別するような雇用契約とすることは、人権を侵害するものとして、公序良俗違反となるでしょう。 投稿者: 流山法律事務所.

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公序良俗

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例)妾になる契約 例)100万円あげるから、人を殺してと頼むこと まず、妾(愛人)になるという契約のお話です。 小説の中ではあり得そうですが、実際にお金持ちのおじさんがお金を盾にして若い女性に愛人契約を迫ったら、道徳的に問題となります。 また、お金をもらって人を殺害するというのも、映画などではよくある設定かもしれませんが、実際に起きたら大問題です。 お金を払って人を殺してもらうことが許されるということは、自分もいつか殺されるかもしれないということに繋がるからです。 このように、社会通念上許されない内容をもつ法律行為を、公序良俗に反する法律行為といい、当然に無効となります。 何も知らない(善意の)第三者にも無効を主張することができます。 公序良俗に関する判例 昭和60 オ 356 賃金請求本訴、不当利得金請求反訴 昭和61年11月20日 最高裁判所第一小法廷 判決 棄却 大阪高等裁判所 金沢支部 判示事項: クラブのホステスが顧客の飲食代金債務についてした保証契約が公序良俗に反するものとはいえないとされた事例 裁判要旨: クラブのホステスが顧客の当該クラブに対する飲食代金債務についてした保証契約は、ホステスにおいて自己独自の客としての当該顧客との関係の維持継続を図ることによりクラブから支給される報酬以外の特別の利益を得ることを目的として任意に締結したと認められるなど原判示のような事情がある場合には、公序良俗に反するものとはいえない。 わかりやすく要約すると: 凛さんが働いているクラブでは、指名してくれるお客さんのツケはホステスが肩代わりするというお店のルールがあります。 凛さんは、ツケでいいからと言い、お客さんの村瀬さんをよくお店に呼んでいました。 村瀬さんは度々プレゼントをくれ、次第に2人はホステスと客以上の関係になっていきました。 そんな中、村瀬さんのツケが溜まってしまい、困った凛さんはお店を相手に裁判を起こしました。 ホステスに客のツケを払わせるなんておかしいのではないかという内容です。 しかし、無理強いされてツケを肩代わりされられたのではないこと・お客さんと良い仲になっていたことから、この裁判は棄却されました。 ただし、この事案においては考慮すべき事実があったので、棄却されましたが、ツケを払わせることがすべて認められるのではないことに注意しましょう。 昭和61 オ 946 遺言無効確認等 昭和61年11月20日 最高裁判所第一小法廷 判決 棄却 東京高等裁判所 判示事項: 不倫な関係にある女性に対する包括遺贈が公序良俗に反しないとされた事例 裁判要旨: 妻子のある男性がいわば半同棲の関係にある女性に対し遺産の三分の一を包括遺贈した場合であつても、右遺贈が、妻との婚姻の実体をある程度失つた状態のもとで右の関係が約六年間継続したのちに、不倫な関係の維持継続を目的とせず、専ら同女の生活を保全するためにされたものであり、当該遺言において相続人である妻子も遺産の各三分の一を取得するものとされていて、右遺贈により相続人の生活の基盤が脅かされるものとはいえないなど判示の事情があるときは、右遺贈は公序良俗に反するものとはいえない。 わかりやすく要約すると: 原田さんはひろ子さんという女性と不倫をしていました。 この関係はすでに6年も続いているもので、しかも、週の半分をひろ子さんの家で過ごしていて、原田さんの妻子は黙認していました。 夫婦仲は冷え切っており、また、ひろ子さんは経済的に原田さんから支援を受けていました。 そんな中、原田さんが突然亡くなってしまいました。 亡くなった後、ひろ子さんは生前原田さんが自分のために書いてくれた遺言を持って、妻子の元を訪れました。 これを知った妻はカンカンに怒り、両者引かず、裁判に持ち込まれました。 結果は、ひろ子さんの勝訴。 原田さんはひろ子さんに捨てられないようにと財産を残そうとしたのではなく、ひろ子さんの今後の生活を心配してのことだったことと、夫婦生活が実質的に破綻していたこと、ひろ子さんに財産を分けても妻子が暮らしていけることからこのような結果となりました。 不倫は法律違反なのに、不倫相手が財産をもらえるなんて、法律は複雑ですね。 民法第90条・公序良俗 民法第90条・公序良俗 公の秩序又は善良の風俗に反する事項を目的とする法律行為は、無効とする。 上記を分かりやすく言い換えると、道徳に反するような法律は効力を持たないという内容です。 上で書いた「 公序良俗とは」の横断歩道の例のように、おかしな法律を取り締まって、法律の正当性・妥当性を守ろうという趣旨のものです。 公序良俗に関するよくある質問.

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公序良俗違反

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契約実務における注意点 優位な立場の契約交渉こそ注意を要する 契約実務においては、本条は、さほど問題になることはありません。 通常、契約内容が対等に近い場合は、本条を原因として、契約が無効となることはありません。 しかし、契約交渉の立場が優位な当事者の場合、契約書を作成する際は、注意を要します というのも、このような優位な立場の場合、どうしても、一方的に(過度に)有利な契約内容としがちだからです。 賠償額の予定・違約金に注意 特に、事業上の契約の場合、上記の類型の4. 暴利行為に該当する可能性があるような契約内容を規定しがちです。 具体的には、損害賠償責任に関する規定で、本条に抵触するほど、高額な金額を設定する場合が該当します。 つまり、過度に高額な賠償額の予定(第420条第1項)、違約金(同第3項)を設定した場合は、本条違反となり、無効となる可能性があります。 このため、特に損害額の予定や、違約金を設定する場合、過度な金額を設定しないよう、注意しなければなりません。 他の法律の違反で無効となることがある なお、本条が直接適用されないまでも、本条と同様の趣旨の法律により、契約内容が無効となったり、損害賠償の対象となったりすることもあります。 具体的な法律としては、企業間取引の契約では、独占禁止法や下請法が該当します。 また、事業者と消費者との契約では、消費者契約法や特定商取引法などが該当します。 このため、実際に契約書を作成する際は、本条も重要ですが、より個別具体的な法律を念頭に置きながら作成する必要があります。 注意すべき契約書• 事業者間の契約書• 事業者と消費者との契約書 よく読まれる記事• 67,554pv サイトマップ• 39,637pv 民法第143条第2項(暦による期間の計算)の条文 第143条(暦による期間の計算) 1 週、月又は年によって期間を定めたときは、その期間は、暦に従って計... 34,645pv 民法第140条(暦法的計算による期間の起算日)の条文 第140条(暦法的計算による期間の起算日) 日、週、月又は年によって期間を定めたときは、期間の初日... 33,004pv 【意味・定義】強行規定とは? 強行規定とは、公の秩序に関する法令の規定のことです。 強行規定は、国家や社会などの一般的な秩序を守るための規定です。 29,774pv 【意味・定義】法定代理人とは? 法定代理人の定義 法定代理人とは、法律により代理権が発生する代理人のことをいう。 法定代理人は、法定代理による... 27,143pv 民法第5条第1項(未成年者の法律行為)の条文 第5条(未成年者の法律行為) 1 未成年者が法律行為をするには、その法定代理人の同意を得なければならない。... 23,203pv 民法第90条(公序良俗)の条文 第90条(公序良俗) 公の秩序又は善良の風俗に反する事項を目的とする法律行為は、無効とする。 民法第9... 22,361pv 【意味・定義】任意規定とは? 任意規定とは、公の秩序に関しない法令の規定のことです(第90条参照)。 任意規定は、国家や社会などの一般的な秩序とは関係の... 19,614pv 民法第1条第2項(基本原則)の条文 第1条(基本原則) 1 私権は、公共の福祉に適合しなければならない。 2 権利の行使及び義務の履行は、信義に従... 19,572pv 信義誠実の原則(信義則)とは 【意味・定義】信義誠実の原則(信義則)とは? 信義誠実の原則(信義則)の定義 信義誠実の原則(信義則)とは、私的取引...

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